1994年3月 ヨコハマポートサイドE1及びE2、E3街区竣工記念式典開催
2010年3月 B2街区 竣工予定
1989年3月、現在のソフトバンクIDC横浜データセンターの建物が完成。その後、先行街区としてE1からE3街区の建物が竣工した1994年(平成6年)3月、地区の本格的な始動を記念し、オープニングセレエモニーが行われました。
今もE-2街区の広場にあるエットーレ・ソットサス氏の作品「THE FAMILY」、ギャラリーロード沿いに設置されている岡本敦生氏のプロデュース作品「地殻から」などの作品も、このとき設置されたものです。また、オープニング・セレモニーに併催されるかたちで第1回目の「アート縁日」も挙行されており、今日に繋がるヨコハマポートサイド地区の像が、ようやくかたちとなって表れたのが1994年だったということができました。


そして、2010年3月(予定)にB-2街区の横浜プラザビルが竣工すると、概ねの街区の建物計画は終了します。しかし、街としては、これからが本格始動期。すでにこの街に15年以上お住まいの方も含め、多くの住民のみなさんが暮らし、同様に就業者でにぎわう街になっていきます。
まさに、ハードからソフトへ。暮らしのある街としてのヨコハマポートサイド地区に、どういった「アート&デザイン」を薫らせることができるかということが、新たな課題になっていきます。
そうした状況を踏まえ、ヨコハマポートサイド街づくり協議会では、発足以来15年近くを経過したヨコハマポートサイドまちづくりトラストのあり方なども含め、これからのヨコハマポートサイド地区にふさわしい「アート&デザインの街づくり」のイメージを明確にし、それを実現するためにふさわしい組織のあり方などを検討するため、2008年度より調査を実施しています。
当協議会が発足した当時、都市の生活利便の検討対象として必ず「公衆電話」の設置ということが論議になりましたが、もはやそうしたことは過去のものになりつつあり、現在は誰もが携帯電話を持っている時代です。同様に「インターネット」というものの存在が、こんなにも社会のあり方に大きな影響を与えるということも、想定することが困難であったということができます。
同様に、地球環境への配慮ということも今ほどに高い関心は持たれていませんでしたし、少子高齢化の問題についても、今日ほどの切迫感は持たれていませんでした。
そうした社会状況の変化にどのように対応し、暮らしのある街としてのヨコハマポートサイド地区にふさわしい「アート&デザインの街づくり」を明確にしていくこと。そのために具体的な活動方針を見極めていく必要がある…私たちは今、そのように考えています。
建設現場から「アート&デザインの街づくり」を始める。地権者企業が開発コンセプトを共有し、それに積極的に参加する。スポット的な活動ではなく、間断のない、継続的な活動を実現する…そうした試みを続けながら、ヨコハマポートサイド地区の街づくりは、一歩ずつ歩を進めてきました。
これからも小さな一歩を重ねながら、時代の趨勢と対話し、着実に街づくりを進めていくこと。
私たちは、きょうも、一歩ずつ「アート&デザインの街づくり」を進めています。

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